【トレーニング】「テーパリング」の方法

何カ月間もマラソントレーニングを積み上げていく中で、適度な疲労と付き合いながらトレーニングを積み上げていきます。

しかし、レースが近づいたら、十分に疲労が抜けた状態で臨むために、コンディションを整えていきます。トレー二ング量を減らしながら状態を上げていく。そして、レース本番には状態をピークに持って行く。これがテーパリングです。

テーパリングについてまとめます。

テーパリングの効果

1.筋肉の回復

ハードトレーニングで疲労した筋肉が回復し、パフォーマンスが向上する。トレーニングが原因で起きた微小な筋損傷を修復するため。

2.エネルギーの蓄積

肝臓と筋肉へのグリコーゲンの貯蔵量が増え、レース当日のスタミナが向上する。

3.精神的なリフレッシュ

トレーニングの負荷が軽減されることで、精神的なストレスが減少し、レースに対するモチベーションが高まる。走り込みによる鉄不足から来るモチベーション低下などもリセットする。

テーパリングの長さ

一般的には、2週間から3週間のテーパリング期間が推奨されています。私はギリギリまで走り込みをしたいタイプなので、2週間前まで走り込みを行います。しかし、3週間前から練習量を落とすことが一般的です。具体的には以下のように調整します。

3週間前:トレーニング量を20-30%減少させます。

2週間前:トレーニング量を40-50%減少させます。トレーニングの強度を維持しつつ距離を短縮します。

1週間前:トレーニング量をさらに減らし、軽いジョグやリカバリーランを中心に行います。私は4日前をメドに速い動きの刺激入れを行います。

この時の注意点として、練習量を少なくしていくものの、できるだけ質は落とさず行います。むしろ、距離が少なくなる分、スピードを少し上げて速い動きを体にしみこませます。インターバルのポイント練習を毎週行っているなら継続します。ただし、ロング走のポイント練習は、距離を少なくしてください。

距離が短くなりスピードが上がることによって、自信が大きくなりレースに対してのモチベーションが上がって来ます。

(例)

1週間に100km走っている場合

3週間前:70-80km

2週間前:50-60km

1週間前:30-40km

ランニング以外のテーパリングの必要性

ランニング以外の要素も重要です。特に体幹トレーニング、ストレッチ、マッサージは、身体のコンディションを整えるために効果的です。私はサウナでの疲労抜きが好きなので、サウナ&水風呂の頻度を上げます。

1.体幹トレーニング

軽めのエクササイズを継続し、コアの安定性を維持する。ただし、疲労を残さないよう注意が必要。

2.ストレッチ

柔軟性を維持し、筋肉の緊張をほぐすために、毎日のストレッチを行う。特に脚部のストレッチを重点的に行う。私は特に、腰・ハムのストレッチを大切にしている。筋肉の柔軟性が上がることにより、可動域が広がり、バネの強さも強くなる。

3.マッサージ

筋肉の疲労回復を促進し、血行を改善するために、プロのマッサージやセルフマッサージを取り入れる。

食事とリカバリー

テーパリング期間中の食事は、トレーニング量が減るためエネルギー摂取量を調整しながらも、栄養バランスを保つことが重要です。特に、疲労回復を助ける栄養素に注目します。

1.炭水化物の摂取

グリコーゲンの貯蔵を増やすために、炭水化物の摂取を意識的に増やす。カーボローディングは3日前からでOK。

2.たんぱく質の摂取

筋肉の修復と回復を促進するために、十分なたんぱく質を摂取する。

3.ビタミンB群

エネルギー代謝を助け、疲労回復を促進するために、ビタミンB群を豊富に含む食品を摂取する。

例:豚肉、納豆、玄米、レバー、あさり、ごま、など

4.ビタミンC

抗酸化作用があり、免疫機能をサポートするために、ビタミンCを摂取する。

5.水分補給

十分な水分を摂取し、血液循環を良くする。

テーパリングの基本原則

レース3週間前~2週間前から始める

トレーニングの強度は維持する

トレーニングの距離は減らす

休足日を増やす

ストレッチ、マッサージ、サウナ、などで疲労を取り除く

食事と水分補給により最大限回復する

まとめ

テーパリングは、レース前にトレーニング量を減少させることで、筋肉の回復、エネルギーの蓄積、精神的リフレッシュ、を図る重要なプロセスです。推奨されるテーパリング期間は2週間から3週間で、この期間中は距離を減らしながら強度を維持し、休足日を増やします。また、ランニング以外の体幹トレーニング、ストレッチ、マッサージ、サウナなども取り入れて、総合的に身体のコンディションを整えます。食事面では、炭水化物、たんぱく質、ビタミンB群、ビタミンCをバランスよく摂取し、水分補給を徹底することで、身体の回復を促進します。そして、3日前からのカーボローディングでグリコーゲンをチャージする。これにより、レース当日に最高のパフォーマンスを発揮できるよう準備を整えましょう。

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この記事を書いた人

楢木十士郎