【トレーニング】息切れしない体にする方法 No.2(続き)

ランニングと息が切れの主な仕組み 振返り

ランニングと息が切れの主な仕組みは、

・酸素需要の増加

・心臓と呼吸器系の働き

・酸素供給の遅れ

・二酸化炭素の蓄積

・筋肉の疲労

・運動に不慣れな状態

が重要でした。

これらの問題を解決するために「動脈血酸素含有量」が重要です。

動脈血酸素含有量とは

動脈血酸素含有量は、走ると息が切れる仕組みに重要な役割を果たします。

走ると、身体の活動レベルが上がり、酸素を必要とする筋肉の量が増えます。このため、心臓は酸素を含んだ血液を体の各部位に送り出す必要があります。動脈血酸素含有量は、「この酸素が血液中にどれだけ含まれているかを示す指標」です。

運動中は、酸素供給が増加する一方で、筋肉や他の組織から酸素を消費するため、動脈血酸素含有量が低下します。この低下は、酸素供給と酸素消費のバランスが崩れ、「息切れや疲労感を引き起こす原因の一つ」となります。

また、運動によって心拍数が上がり、心臓のポンプ機能が増強されるため、動脈血酸素含有量を維持するための体の調節機構も働きます。これにより、酸素供給と需要のバランスを一定程度維持し、走るときの息切れを軽減する効果が期待されます。

したがって、動脈血酸素含有量は、走ると息が切れる仕組みにおいて重要な指標であり、運動中の酸素供給と消費のバランスを理解する上で役立ちます。

■酸素含有量と貧血の関係

酸素含有量と貧血の関係は密接です。貧血は、血液中の赤血球やヘモグロビンの量が減少し、結果として酸素運搬能力が低下する状態です。

■酸素運搬能力の低下

貧血では、血液中の赤血球やヘモグロビンの量が減少するため、酸素を運ぶ能力が低下します。赤血球はヘモグロビンと呼ばれるタンパク質を含み、このヘモグロビンが酸素を肺から全身の組織へ運びます。貧血がある場合、体内の組織に酸素が十分に供給されなくなる可能性が高まります。

■息切れや疲労感の増加

貧血により酸素供給が減少すると、身体の各部位に酸素が不足しやすくなります。その結果、運動時や日常生活での活動中に息切れや疲労感を感じやすくなります。

■心臓の負担増加

貧血により酸素供給が不足すると、心臓は十分な酸素を全身の組織に供給するためにより頻繁にポンプしなければなりません。これにより心臓への負担が増加し、心臓の働きに影響を与える可能性があります。

■代謝機能の低下

酸素不足は代謝機能にも影響を与えます。酸素は細胞でのエネルギー生産に必要なため、酸素供給が不足すると代謝機能が低下し、身体の各部位の正常な機能が損なわれる可能性があります。

したがって、貧血は酸素含有量の減少に直接関連し、酸素供給や身体の機能に影響を与える可能性があります。貧血が疑われる場合は、医師に相談し、適切な治療や管理を受けることが重要ですが、鉄分の多い食事(レバー、こまつな、プルーン、レーズンなど)を心がけ、鉄吸収促進のビタミンCをあわせて摂りましょう。

キープランニングでは、「ランナー食」を提供するランニングイベントも実施しています。走り続ける体作りのために、ご参加ください!

Keep Running®(キープランニング)の事業

福岡市「Keep Running®(キープランニング)」では個人対象、法人対象の事業を行っています。

■個人

会員制のパーソナル・マラソン教室「Keep Running®(キープランニング)」(福岡市中央区大手門3-12-12-403、大濠公園近く)

マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、体作りを行い、目標達成へと導き、人生の充実感を共有していく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、楽しい懇親会、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。

■法人

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この記事を書いた人

楢木十士郎