コーチからのコメント
今回は、57歳男性、フルマラソン歴2年目の方です。
昨シーズンは、膝の痛みに苦しめられ、膝を守るフォームを取り入れ、サブ4レベルまで来られました。
特徴は、ご本人が「ユーモア」であるということ(笑)。苦しいマラソンに対して、楽しく向き合う。楽しみながら走力を上げていく見本のような方です。
しかし、パーソナルレッスンの時は真面目に正面から向き合い、毎回集中して走って行かれます。だからここまで走力がアップしたのだと思います。
ご本人のコメントより、「精魂尽き果てていた40キロ手前でキープランニングのメンバーと一緒になったのです。」の39km地点、私は調度そこで応援していました!合流した瞬間、団結したのが見えました!
Keep Runningでは、横のつながりを作るため、今の走力を確認するために、ランニングイベントを毎月1回開催しています。基本的にはパーソナルレッスンはマンツーマンすが、このランニングイベントでチーム内のメンバーが仲良くなり、同じ趣味の仲間を作る空間があります。T・Yさんの福岡マラソンでは、39km地点で一致団結し、底地からを引き出すことができました!
57歳男性、「記録以上に嬉しい事」の体験談をご覧ください。
お客様の声
57歳男性、サブ4への挑戦!そしてリベンジへ!
入会のきっかけ
2023年どうせ当たらないと思って申し込んだ福岡マラソンに当選してしまい困り果てたときに目に入ったのがキープランニングの広告でした。これだ!と思い体験レッスン即入会、大会直前の入会、2.3回のレッスンで付け焼刃で挑んだ57歳手前での初マラソンでした。
レッスンのおかげでギリギリ5時間切りで完走はしたものの初めての42.195㎞。膝を痛めて、後半は苦行でしかありませんでした。もうマラソンはこりごりだと思いながらなんとか走り(歩き)きりましたがゴールのあとはなぜか感動で涙があふれてきました。今思えばマラソンの沼にはまった瞬間だったのかもしれません。
福岡マラソン2023から1年、サブ4への挑戦
あれから1年、師匠(楢木コーチ)と徹底的に膝に負担がかからないようにフォーム改造を行いました。褒めて育てるスタイルの師匠の指導に乗せられ、ランニングイベントでは仲間から刺激をもらいながら楽しく練習を重ねることができました。
いよいよ本番、泣きながら走った去年と違い最後まで楽しもうと思いスタートラインに立ちました。前半は少し体が重いなりにまあまあのペースでいけたのですが30㎞手前から極端に脚が出なくなりました。心配していた膝痛は出なかったもののペースがどんどん落ちてしまいまい、後半はとても楽しむ余裕はありませんでした。結果ネットで4時間16分、昨年と比べると大幅な記録更新でしたが密かにサブ4いけるんじゃね?と思いあがって高くなっていた鼻を見事にへし折られてしまいました。やはりマラソンは甘くないなと思い知らされました。
記録以上に嬉しい事
ただ、今回の大会はすごく嬉しいことがありました。もう精魂尽き果てていた40キロ手前でキープランニングのメンバーと一緒になったのです。同じ年齢のメンバーと、ペーサーを務めてくれていたキープランニングのエースに「頑張りましょう」と声を掛けられてもう限界と思われた脚がまた動き出しました。
最後は同じ年のメンバーと、おじさん二人で手をつないでゴールしました。
マラソンは基本個人競技ですが今回の経験で仲間の大切さを実感しました。大会に出ると支えてくれている家族、沿道の応援、大会の準備から尽力してくれた多くの方々などへの感謝の気持ちが素直に感じられます。それもマラソンの魅力に一つかと思います。
マラソンの沼にはまった以上、競技としてももっといいタイムを出せるよう、いつかはサブ4を達成できるよう頑張りたいと思います。
もうすぐ58歳、年齢との闘いにもなります。師匠、夢がかなえられるよう今後もご指導よろしくお願いします。
2024年11月14日