健康経営において、プレゼンティーイズム(Presenteeism)とアブセンティーイズム(Absenteeism)という単語を耳にすることが増えたのではないでしょうか?では、その違いを理解していますか?
これらは健康経営において重要な概念であり、それぞれ異なる形で労働生産性に影響を与えます。
これらの違い・特徴・対応策をまとめます。
プレゼンティーイズム(Presenteeism)
- 定義: 従業員が病気や健康問題を抱えながらも出勤し続け、通常のパフォーマンスを発揮できない状態。つまり出勤している。
- 影響: 病気やストレスなどが原因で集中力や生産性が低下し、結果として業務効率が落ちる。企業全体のパフォーマンスに悪影響を与える。
- 原因: ストレス、慢性疾患(例えば、腰痛や偏頭痛)、精神的健康問題(うつ病や不安障害)など。
- 対策: 健康増進プログラムの導入、ストレス管理の研修、メンタルヘルスサポートの提供、フレキシブルな勤務時間制度など。
「腰痛」は業務上疾病として最も多いものとなっている。職場における腰痛は、休業4日以上の業務上疾病として2021年には5,847件の発生を認めており、最も多い。キープランニングでは、腰痛対策のために筑波大学発姿勢解析ソフトを導入し、改善プログラムを提供している。
アブセンティーイズム(Absenteeism)
- 定義: 従業員が病気やその他の理由で欠勤すること。つまり欠勤している。
- 影響: 従業員の不在により、業務が滞り、他の従業員の負担が増加する。チーム全体の生産性が低下し、企業にとってコストがかかる。
- 原因: 急性の病気(風邪やインフルエンザなど)、慢性疾患、家族の事情、職場環境の問題など。
- 対策: 健康診断や予防接種の実施、労働環境の改善、柔軟な休暇制度の導入、従業員の健康意識向上プログラムなど。
プレゼンティーイズムでもアブセンティーイズムでも、メンタルヘルスの管理は非常に重要である。運動・休養・栄養のバランスはメンタルヘルスの問題を抱える前の事前対策として有効であることが分かっている。それらのサポート事業をキープランニングにてご用意しています。
違いのまとめ
- 出勤状況:
- プレゼンティーイズム: 出勤しているが、生産性が低い。
- アブセンティーイズム: 欠勤している。
- 生産性への影響:
- プレゼンティーイズム: 出勤しているため、表面的には問題が見えにくいが、実際には生産性が低下している。
- アブセンティーイズム: 物理的に不在であるため、欠勤が直接的に業務に影響を与える。
- 主な原因:
- プレゼンティーイズム: 慢性疾患やメンタルヘルス問題。
- アブセンティーイズム: 急性疾患や家庭の事情。
健康経営における重要性
どちらの問題も企業にとって重大な課題であり、従業員の健康を総合的に管理することが求められます。健康経営は、これらの問題を予防・軽減し、従業員が健康で快適に働ける環境を提供することで、企業の生産性向上と従業員満足度の向上を目指します。
Keep Running®(キープランニング)の事業
福岡市「Keep Running®(キープランニング)」では個人対象、法人対象の事業を行っています。
■個人
会員制のパーソナル・ランニングクラブ「Keep Running®(キープランニング)」(福岡市中央区大手門3-12-12-403、大濠公園近く)
マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、体作りを行い、目標達成へと導き、人生の充実感を共有していく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、練習会、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。
■法人
「健康経営優良法人」コンサル事業・サポート事業を、運動・栄養・休養を軸に、企業様の事業発展のためにサポートを行う。
「健康経営」を推進するための研修や、オーダーメイドのサポート事業を行う。
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