【トレーニング】ヒルランニング(坂道トレーニング)

ヒルランニング(坂道トレーニング)は、マラソン練習において非常に重要な要素の一つです。以下にその重要性と実践方法を説明します。

重要性

  1. 筋力の向上

坂道を走ることで、特に下半身の筋肉を効果的に鍛えることができます。大腿四頭筋、ハムストリング、臀部など、坂道を登るために必要な筋力が向上します。

  1. 持久力の向上

坂道を走ることで、心臓と肺がより効率的に酸素を供給するようになります。これにより、持久力が向上し、長距離走のパフォーマンスが向上します。

  1. テクニックの向上

坂道を走ることで、正しいフォームやテクニックを習得することができます。体の前方に傾き、短い歩幅で地面を蹴ることで、効率的に坂道を登る方法を学ぶことができます。上る時も下るときも着地点は真下。動画で確認してみて下さい。

  1. メンタルトレーニング

坂道は挑戦的なトレーニングであり、それを克服することはランナーのメンタルを強化します。苦しい状況に直面しても、粘り強さと忍耐力を養います。フルマラソン後半、ウルトラマラソンでは特にメンタルの強さが重要です。

実践方法

ショートトレーニング(坂道ダッシュ)

  1. 坂道の選択:適切な坂道を選びます。急すぎず、適度な傾斜がある坂道が良いでしょう。
  2. ウォームアップ:トレーニング前にウォームアップを行います。ジョギングや動的ストレッチなどを行い、筋肉を準備します。
  3. ダッシュ:選んだ坂道をダッシュします。速いスピードで坂道を駆け上がります。徐々にスピードアップし追い込んで行くと良いです。
  4. 回数とセット:最初は数回から始め、徐々に回数やセット数を増やしていきます。リカバリーの時間を取りながら行うことで、効果的なトレーニングを行います。
  5. フォームに注意:ダッシュする際には、正しいフォームを保つことが重要です。短距離のフォームではなく、長距離を走る上下動の少ないフォームで走り、フルマラソンでの再現性を高めます。

ロングトレーニング(山道の峠走)

  1. 山道の選択:ロングトレーニングには山道の峠走を選びます。挑戦的なコースを選ぶことで、持久力やメンタルを鍛えることができます。オフロードよりロードの方が走りやすいです。
  2. ウォームアップ:トレーニング前には十分なウォームアップを行います。ゆっくりのジョグからスタートし、心臓と肺を準備します。
  3. 一定のペースで走行:一定のペースで登り続けることで、持久力を向上させます。
  4. 登り坂と下り坂のバランス:登り坂と下り坂をバランスよく走ります。登り坂では筋力を鍛え、下り坂ではスピードを上げることで、体幹・股関節周りのトレーニング効果を高めます。
  5. 距離と時間:ロングトレーニングなので、距離や時間を長めに設定します。マラソンの距離に近い距離を走ることで、耐久力を養います。

坂道ダッシュと山道の峠走を組み合わせることで、スピードと持久力の両方をトレーニングすることができます。トレーニングのバリエーションを増やし、レースでのパフォーマンス向上につなげましょう。

強くなる練習方法なので、ぜひチャレンジしてください!(経験が少ない方は、下り注意です!)

Keep Running®(キープランニング)の事業

福岡市「Keep Running®(キープランニング)」では個人対象、法人対象の事業を行っています。

■個人

会員制のパーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」(福岡市中央区大手門3-12-12-403、大濠公園近く)

マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、モチベーションアップ、体作りを行い、目標達成へと導き、人生の充実感を共有していく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、練習会、座学、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。

■法人

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この記事を書いた人

楢木十士郎