故障を防ぐための「オフ日」の過ごし方

■ オフ日=サボりではない

ランナーにとって、「走らない日=もったいない」と感じてしまう方は多いと思います。
しかし実際は、**故障を防ぎ、パフォーマンスを上げるために、オフ日は“戦略的に取るべき”**です。

トレーニングで疲労した筋肉や関節、心肺機能を回復させる時間を作ることが、次の練習の質を高めます
特に40代以降のランナーは、回復に時間がかかるため「練習と同じくらい休みも重要」なのです。


■ 休むことが「走力を落とす」ことはない

オフ日を1~2日入れても、走力が落ちることはありません。
むしろ「積み上げた練習を体に定着させる時間」になります。逆に、休まずに走り続けていると疲労が蓄積し、フォームが崩れ、故障リスクが高まります。


■ オフ日=完全休養?アクティブレスト?

オフ日には主に以下の2種類があります。

① 完全休養(ノーラン・ノートレ)

身体も心も完全に休めたいときにおすすめ。

  • 眠気やだるさが抜けない日
  • 明らかに疲労が蓄積していると感じるとき
  • 筋肉痛がひどいとき

② アクティブレスト(軽い運動で回復を促す)

血流を促し、回復を早めたいときにおすすめ。

  • ゆっくり30分のウォーキング
  • ストレッチやヨガ
  • 水中ウォーキング、バイク、軽いスイムなど

心拍を大きく上げず、疲労を抜きつつ、次の練習に向けて体を整えるイメージです。


■ 故障を防ぐ「オフ日の過ごし方」チェックリスト

✅ 睡眠をしっかり取る

→ **最強の回復法は「質の高い睡眠」**です。夜ふかしは禁物。

✅ ストレッチ&セルフマッサージ

→ 筋膜ローラーやテニスボールを使って、気になる部分をほぐすと翌日の疲労感が変わります。走ったらその都度行いましょう!

✅ タンパク質・鉄・ビタミン補給を意識する

→ **疲労回復の鍵は「栄養」**です。プロテイン、魚・卵・大豆製品、野菜をバランスよく。メンバーの方々も、「プロテイン+鉄」で調子が上がっています!

✅ お風呂で全身リラックス

→ シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯で20分ほど半身浴。副交感神経が優位になり、回復が進みます。塩化マグネシウムもお勧め!

✅ 自分の体調と会話する

→ 脚の張り具合、心拍の感じ、だるさなどを感じて記録することで、自分の回復ペースがわかってきます。


■ ランナーあるある「罪悪感」をなくそう

「今日、休んでしまった…」「走るべきだったのでは…」
そんな風に思ってしまう日もあると思います。

でも大丈夫。
オフ日も、あなたの練習の一部です。

むしろ、週1日はしっかりオフを入れた方が、故障を防ぎ、結果として走行距離も伸び、レース結果も良くなる傾向にあります。

(週3回以上休むのは、個人的には休み過ぎに感じてしまう・・・)


■ 最後に:休む勇気は、走る力になる

走ることと同じくらい、「回復すること」にも意識を向けてみてください。
オフ日は、自分を高めるための投資の日。
焦らず、しっかり休む。それが継続するランナーの第一歩です。

Keep Running®(キープランニング)の事業

パーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」では福岡市中央区(大濠公園近く)にて、個人対象、法人対象の事業を行っています。

■個人

会員制のパーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」(福岡市中央区大手門3-12-12-403、大濠公園近く)

マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、モチベーションアップ、体作りを行い、目標達成へと導く。その結果、人生が充実してく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、練習会、座学、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。

■法人

「健康経営優良法人」サポート事業・コンサル事業を、運動・栄養・休養を軸に、企業様の事業発展のためにサポートを行う。社内研修も「長く働き続ける体作り」をテーマに、運動・栄養・休養を軸に講演を行う。

「健康経営」を推進するための研修、オーダーメイドのサポート事業、新入社員研修など。

■子供のランニング教室

別事業で、子供のランニング教室「名島ジュニアランニングクラブ(名島JRC)を運営する。毎週水曜日の17:00-18:30にて、名島運動公園にて行う。運動・栄養・体幹を軸に、速く走るだけじゃなく、バランスの取れた身体を作り上げていく。

【Instagram】

https://www.instagram.com/najima_jr._ruuning_club?igsh=MWsyMG5mcjVqMGYxOQ==

この記事を書いた人

楢木十士郎