【トレーニング】AGEsの糖化疲労

メンバーの方々と話をしている時に、「最近疲れが取れない」「走っていてもきつい」「やる気が起きない」など耳することがあります。そう言えば私も最近・・・。

皆さんも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか?「加齢」でまとめてしまうと簡単ですが、本当にそれだけだろうか?と考えることがあります。

「私も48歳なので、加齢に打ち勝って走り込みを行う」「月間900km走れる体にする」この目標を達成する必要があります。

そこで気になったのが【AGEs(終末糖化産物)の糖化】についてです。確かに自分の食生活から思い当たるところがある!少し調べてみました。

  1. AGEsの定義と生成メカニズム
    • AGEsは「Advanced Glycation End Products」の略で、タンパク質と余分な糖が結びついて生成される老化物質です。
    • 体内での自然な生成と、食品からの摂取の両方があります。
    • 体温の熱が引き金となり、体内で「こげる(焦げる)」現象が起こります。
  2. 健康への影響
    • AGEsの蓄積は全身の老化を進行させ、様々な疾患のリスクを高めます。
    • 肌のたるみ、くすみ、シワの原因となります。
    • 動脈硬化、骨粗しょう症、糖尿病、高血圧、がんなどのリスクを増加させます。
    • 老化を促進する遺伝子のスイッチを押してしまう可能性があります。
  3. AGEsが多い食品
    • 高温調理された動物性脂肪食品(ステーキ、トーストの焦げ目など)
    • 糖質とタンパク質を同時に加熱した食品(ホットケーキの焦げ目など)
  4. AGEsを減らす方法
    • GI値の低い食品を選ぶ(GI値60未満が望ましい)
    • 低温調理法を選ぶ
    • 適切な生活習慣を維持する
  5. 糖化疲労について
    • 糖化疲労とは、AGEsの蓄積によって引き起こされる慢性的な疲労状態を指します。余分な糖質とタンパク質が結合してAGEsが作られるそうです。ジュース(コーラをよく飲む)、菓子パン、お菓子(お菓子はあまり食べないが、チョコをよく食べる)等から体に良くない果糖が吸収され、タンパク質と結合される。ココ!ここがまさに自分の体の中で起こっている気がします。
    • 主な症状:
      • 慢性的な疲労感
      • 集中力の低下
      • 睡眠の質の悪化
      • 筋力の低下
      • 回復力の低下
    • メカニズム:
      • AGEsの蓄積により、細胞のエネルギー産生効率が低下します。
      • ミトコンドリアの機能が阻害され、ATP(アデノシン三リン酸)の産生が減少します。
      • 血管の弾力性が低下し、血流が悪くなることで、酸素や栄養素の供給が滞ります。
  6. 対策
    • 低GI食品を中心とした食事
    • 抗酸化物質を多く含む食品の摂取(ごま、ブロッコリー、など)
    • 適度な運動による血流改善
    • 十分な睡眠と休養
    • ストレス管理

AGEsの蓄積を防ぎ、糖化疲労を軽減するためには、日々の生活習慣の見直しと適切な栄養管理が重要です。特に食事の選択と調理法に注意を払い、体内での糖化反応を最小限に抑えることが慢性的な疲労を軽減していきます。

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この記事を書いた人

楢木十士郎