【ランニング障害】腸脛靭帯炎とは

寒くなると筋肉が伸びにくくなり、故障が増えてしまいます。

今日は、ランナーにとって厄介な障害の一つ、腸脛靭帯炎についてまとめてみます。

腸脛靭帯炎とは?

腸脛靭帯炎は、通称「ランナー膝」とも呼ばれる代表的なランニング障害です。

股関節から膝関節にかけて伸びている腸脛靭帯が、膝の骨と繰り返し擦れることで炎症を起こす状態を指します。

主な症状

  • 膝の外側(やや上部)に痛みが生じる
  • 走り始めは痛みがなく、距離やペースの増加とともに痛みが出現
  • 症状が悪化すると、歩行時や安静時にも痛みを感じる

原因

  1. オーバーユース:急激な練習量の増加や長距離ランニング
  2. 身体的要因:膝内反や踵骨内反などのアライメント不良
  3. 環境的要因:硬い路面や下り坂でのランニング

予防法

  1. 適切なトレーニング計画:急激な距離や強度の増加を避ける
  2. ストレッチとウォームアップ:特に股関節周りの柔軟性を高める
  3. 適切なシューズの選択:自分の足に合ったランニングシューズを使用する
  4. 筋力トレーニング:特に股関節周りの筋力強化が重要

腸脛靭帯炎は適切な対策で予防できる場合が多いです。でも、一度痛めてしまうと長引いてしまいます。症状が現れたら早めに対処し、必要に応じて専門家に相談しましょう。

痛みのないランニングは幸せですよね。ケアもトレーニングです。ケアの時間をしっかり取りましょう!

この記事を書いた人

楢木十士郎