寒くなると筋肉が伸びにくくなり、故障が増えてしまいます。
今日は、ランナーにとって厄介な障害の一つ、腸脛靭帯炎についてまとめてみます。
腸脛靭帯炎とは?
腸脛靭帯炎は、通称「ランナー膝」とも呼ばれる代表的なランニング障害です。
股関節から膝関節にかけて伸びている腸脛靭帯が、膝の骨と繰り返し擦れることで炎症を起こす状態を指します。
主な症状
- 膝の外側(やや上部)に痛みが生じる
- 走り始めは痛みがなく、距離やペースの増加とともに痛みが出現
- 症状が悪化すると、歩行時や安静時にも痛みを感じる
原因
- オーバーユース:急激な練習量の増加や長距離ランニング
- 身体的要因:膝内反や踵骨内反などのアライメント不良
- 環境的要因:硬い路面や下り坂でのランニング
予防法
- 適切なトレーニング計画:急激な距離や強度の増加を避ける
- ストレッチとウォームアップ:特に股関節周りの柔軟性を高める
- 適切なシューズの選択:自分の足に合ったランニングシューズを使用する
- 筋力トレーニング:特に股関節周りの筋力強化が重要
腸脛靭帯炎は適切な対策で予防できる場合が多いです。でも、一度痛めてしまうと長引いてしまいます。症状が現れたら早めに対処し、必要に応じて専門家に相談しましょう。
痛みのないランニングは幸せですよね。ケアもトレーニングです。ケアの時間をしっかり取りましょう!