ランナーに貧血が多い理由

私たちランナーは走ってるときに血液にて酸素・栄養素を運ばなければなりません。そのため、赤血球が重要な役割を示します。
しかし、ランナーの多くは貧血に悩まされることがあります。私も月間の走行距離が700kmと多いので、貧血は常に注意をしています。
なぜ貧血が起こるのか?どのような対処をすればよいのか?まとめていきます。

ランナーに貧血が多い理由

1. 鉄の消費量・必要量が増える

  • 持久系運動では酸素を多く使うため、酸素を運ぶ赤血球が大量に必要になります。
  • 赤血球の材料となる鉄分の需要が増加。
  • 練習量が多いほど鉄の消費が加速します。

2. ランニングによる赤血球破壊(溶血)

  • 足の裏の衝撃で毛細血管内の赤血球が壊れる「フットストライク溶血」
  • 特に長距離や硬い路面での練習で顕著。私の様に長い距離を走る方は必ずチェックしてください!

3. 発汗による鉄の喪失

  • 汗にも微量の鉄が含まれており、夏場や走行距離が多い時期はロスが増える。

4. 消化管からの微細な出血

  • 長時間の運動により腸の血流が減少し、腸粘膜がダメージを受け、少量の出血が起こることがある。
  • 特にウルトラや長距離レース後に起きやすい。

5. 食事による鉄不足

  • 朝食抜き、肉や魚を避ける食生活。
  • 植物性食品中心だと「非ヘム鉄」が多く、吸収率が低くなる。
  • コーヒーやお茶(タンニン)が鉄の吸収を阻害。⇒私はコーヒーが大好きです

【対処方法】

① 食事での鉄補給

  • 動物性のヘム鉄を優先(吸収率が高い)
    → 赤身肉(牛・豚)、レバー、カツオ、マグロ、鶏モモ肉
  • ビタミンCと一緒に摂ると吸収率UP
    → 例:牛肉+ブロッコリー、カツオ+レモン
  • 非ヘム鉄(小松菜、ひじき、大豆など)もバランスよく。

② サプリメントの活用

  • 血液検査でフェリチン(貯蔵鉄)が低い場合は鉄サプリを検討。私は食事のタイミングにばらつきがあるので、サプリを毎日服用しています。
  • 鉄剤は胃腸への負担があるため、医師の指導のもと使用。

③ 練習負荷の調整

  • 距離・強度を急に増やさない。
  • 特に疲労感が強いときはジョグや休養日を入れる。
  • 硬い路面ばかり走らず、芝や土のコースを取り入れる。

④ 貧血兆候の早期発見

  • 代表的な症状:息切れ、立ちくらみ、集中力低下、爪の変形(スプーンネイル)
  • 定期的に血液検査(ヘモグロビン+フェリチン)を行い、隠れ貧血を見逃さない。

💡 ポイント
ランナーの貧血は「鉄を摂れば解決」という単純な話ではなく、
鉄の需要増+運動特有の鉄ロス+食事内容の偏りが重なって起こります。
特にフェリチン値の低下はパフォーマンス低下と直結するため、
早めのチェックと対策が重要です。

Keep Running®(キープランニング)の事業

パーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」では福岡市中央区(大濠公園近く)にて、個人対象、法人対象の事業を行っています。

■個人

会員制のパーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」(福岡市中央区大手門3-12-12-403、大濠公園近く)

マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、モチベーションアップ、体作りを行い、目標達成へと導く。その結果、人生が充実してく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、練習会、座学、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。

■法人

「健康経営優良法人」サポート事業・コンサル事業を、運動・栄養・休養を軸に、企業様の事業発展のためにサポートを行う。社内研修も「長く働き続ける体作り」をテーマに、運動・栄養・休養を軸に講演を行う。

「健康経営」を推進するための研修、オーダーメイドのサポート事業、新入社員研修など。

■子供のランニング教室

別事業で、子供のランニング教室「名島ジュニアランニングクラブ(名島JRC)を運営する。毎週水曜日の17:00-18:30にて、名島運動公園にて行う。運動・栄養・体幹を軸に、速く走るだけじゃなく、バランスの取れた身体を作り上げていく。

【Instagram】

https://www.instagram.com/najima_jr._ruuning_club?igsh=MWsyMG5mcjVqMGYxOQ==

この記事を書いた人

楢木十士郎