2軸と1軸、どちらが良いのか?

「2軸(両足が平行な2本の線上を走る)」と「1軸(1本の線上=左右の足が同じラインに着地する)」のどちらがマラソンに適しているかは、目的や個人の骨格・フォームの特徴によって異なると考えられます。
以下に、両者の違いとマラソンににおいてはどちらが良いのか?少しまとめてみます。


🦵 ① 2軸(2本のライン上を走る)

両足の接地ラインが平行に2本存在するフォームです。
やや左右に幅を持って着地します。

■ 特徴

  • 骨盤が安定しやすく、体幹がブレにくい
  • 着地時に膝や股関節へのねじれが少ない
  • 初心者〜中級者に向いている安定型のフォーム
  • 着地衝撃を吸収しやすく、ケガ予防にもつながる

■ デメリット

  • 接地時間がやや長くなりやすい
  • 推進力(前方へのスムーズな重心移動)が少し損なわれる場合もある

✅ 向いているタイプ

  • 長距離を安定して走りたい人
  • フルマラソンやウルトラなど「耐久型」ランナー
  • 骨盤や体幹が弱めの人

🦶 ② 1軸(1本のライン上を走る)

左右の足がほぼ同じライン上に着地するフォームです。
トップ選手によく見られるスタイルです。

■ 特徴

  • 重心移動がスムーズで、スピードが出やすい
  • 無駄な左右の動きが少なく、効率的な前進が可能
  • トラック・ロードのトップランナーに多い

■ デメリット

  • 骨盤が安定していないと「左右のブレ」や「膝のねじれ」が起きやすい
  • 腸脛靭帯炎や膝の痛みが出やすくなる
  • 初心者にはリスクが高い

✅ 向いているタイプ

  • 体幹が強く、骨盤がしっかり安定しているランナー
  • スピードを出す必要がある中〜上級者
  • フォームが整っていて、左右差が少ない人

2軸のランナー解析データ(自社データ)

トレッドミルのランニングフォームにて撮影、解析。

1軸のランナー解析データ(自社データ)

トレッドミルのランニングフォームにて撮影、解析。

結論:マラソンには「やや2軸寄り」が最適

マラソン(特にフル・ウルトラ)では、1軸になりすぎず、2軸の安定性を保ちながら効率的に前進するフォームが最も適しており、私も体感で同じことを感じます。

Keep Running®(キープランニング)の事業

パーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」では福岡市中央区(大濠公園近く)にて、個人対象、法人対象の事業を行っています。

■個人

会員制のパーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」(福岡市中央区大手門3-12-12-403、大濠公園近く)

マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、モチベーションアップ、体作りを行い、目標達成へと導く。その結果、人生が充実してく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、練習会、座学、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。

■法人

「健康経営優良法人」サポート事業・コンサル事業を、運動・栄養・休養を軸に、企業様の事業発展のためにサポートを行う。社内研修も「長く働き続ける体作り」をテーマに、運動・栄養・休養を軸に講演を行う。

「健康経営」を推進するための研修、オーダーメイドのサポート事業、新入社員研修など。

■子供のランニング教室

別事業で、子供のランニング教室「名島ジュニアランニングクラブ(名島JRC)を運営する。毎週水曜日の17:00-18:30にて、名島運動公園にて行う。運動・栄養・体幹を軸に、速く走るだけじゃなく、バランスの取れた身体を作り上げていく。

【Instagram】https://www.instagram.com/najima_jr._ruuning_club?igsh=MWsyMG5mcjVqMGYxOQ==

この記事を書いた人

楢木十士郎