【トレーニング】ランナーの腎機能低下のリスク(タンパク質過剰摂取)

ランナーの方にとって、タンパク質は筋肉の修復や成長に不可欠な栄養素です。しかし、過剰摂取は腎臓への負担を増やし、腎機能低下のリスクを高める可能性があります。

ランナーのタンパク質過剰摂取と腎機能低下の関係

なぜ腎臓に負担がかかるのか?

タンパク質の代謝産物: タンパク質が分解されると、窒素を含む老廃物が生成されます。これらの老廃物は腎臓で濾過され、尿として排出されます。

腎臓の濾過機能: 腎臓は、血液中の老廃物を濾過し、体内の水分や電解質バランスを調整する重要な臓器です。過剰なタンパク質摂取は、腎臓の濾過機能に過度の負荷をかけ、働きを低下させる可能性があります。

腎機能低下が進むとどうなるのか?

むくみ: 体内に水分が溜まりやすくなり、むくみが起こりやすくなります。

  • 高血圧: 腎臓がうまく働かなくなると、血圧が上昇しやすくなります。
  • 貧血: 赤血球を作るために必要な物質が不足し、貧血になることがあります。
  • 骨粗鬆症: カルシウムの代謝に異常が起こり、骨がもろくなることがあります。
  • 悪化すると: 腎不全に進み、人工透析が必要になる場合もあります。

ランナーが注意すべき点

適切なタンパク質摂取量: 体重1kgあたり1g程度が一般的ですが、個人の体格や運動強度、目標によって異なります。

水分補給: タンパク質の代謝には大量の水が必要となります。十分な水分補給を心がけましょう。特にランナーは汗をかくので、一般人より水分が必要になります。

バランスの良い食事: タンパク質だけでなく、炭水化物や脂質、ビタミン、ミネラルもバランス良く摂取することが大切です。

定期的な健康診断: 腎機能の定期的な検査を受け、早期発見・早期治療につなげましょう。

まとめ

タンパク質はランナーにとって重要な栄養素ですが、過剰摂取は腎臓に負担をかけ、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。適切な量を摂取し、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。

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この記事を書いた人

楢木十士郎