マラソン練習において、インターバルトレーニング、ヒルトレーニング、ロング走、マラソンペースのペース走、短い距離(10キロなど)のタイムトライアル、などのポイント練習は走力アップにつながる効果的な練習です。それぞれの練習方法の特徴と効果について以下にまとめます。
ポイント練習
1. インターバルトレーニング
■特徴
短時間の高強度ランニングと、低強度の回復走を交互に行う練習方法。
(例)400m×10本、1000m×5本など
■効果
心肺機能の向上:高強度のランニングによって心拍数が上がり、心肺機能が強化されます。
スピードの向上:速いペースでのランニングに慣れることで、全体のペースを向上させることができます。
乳酸耐性の向上:高強度の運動により乳酸の処理能力が向上し、疲労の感じる時間を延ばすことができます。
2. ヒルトレーニング
■特徴
坂道を利用したトレーニング方法。上り坂を全力で駆け上がり、その後ゆっくりと下る。
(例)100mの坂を速いスピードで駆け上がり、ジョグで降りる。
■効果
筋力強化:坂道を駆け上がることで脚の筋力が強化され、特に大腿四頭筋やふくらはぎの筋肉が鍛えられます。
ランニングエコノミーの向上:筋力が強化されることで、平坦な道でも効率的に走ることができるようになります。
心肺機能の向上:急勾配を駆け上がることで心肺に負荷がかかり、心肺機能が強化されます。
3. ロング走
■特徴
長時間かけて一定のペースで走るトレーニング。目的地や楽しみを作ることでモチベーションがアップする。競技的な練習として、大濠公園などの周回を使うことで、給水・給食がしやすくなるメリットもある。
(例)週末に3時間かけて30kmのランニングを行う。
■効果
持久力の向上:長時間のランニングにより、身体が長距離に適応し、持久力が向上します。
エネルギー効率の改善:長時間走ることで脂肪をエネルギー源として利用する能力が向上し、エネルギー効率が改善します。
精神的耐久力の向上:長時間走ることで精神的な耐久力が鍛えられ、マラソン本番でのメンタル強化に繋がります。
4. マラソンペースのペース走
■特徴
マラソンで目指すペースで一定の距離を走る練習。
(例)20kmを目標のマラソンペースで走る。
■効果
ペース感覚の向上:目標のペースを維持する感覚を身につけることで、本番でペースをコントロールしやすくなります。
持久力の強化:長時間、一定ペースで走ることで持久力が向上し、身体がマラソンのペースに適応します。
心理的安定感:目標ペースでのランニングに慣れることで、本番に対する自信がつきます。
5. 短い距離のタイムトライアル
■特徴
比較的短い距離を走るタイムトライアル。
(例)10kmのタイムトライアルを行い、自己ベストを狙う。
■効果
スピードの向上:全力で走ることで最大速度が向上し、速いペースに対する耐性がつきます。
レース感覚の養成:本番のレースのような緊張感を持って走ることで、レース慣れをすることができます。
フィットネスレベルの評価:現在の走力を客観的に評価し、トレーニングの進捗を確認することができます。
まとめ
これらのポイント練習を組み合わせることで、多角的に走力を向上させることができます。インターバルトレーニングやタイムトライアルでスピードと心肺機能を強化し、ヒルトレーニングで筋力とランニングエコノミーを向上させ、ロング走で持久力とエネルギー効率を改善し、ペース走で目標ペースへの適応を図ることで、総合的なパフォーマンス向上が期待できます。
Keep Running®(キープランニング)の事業
福岡市「Keep Running®(キープランニング)」では個人対象、法人対象の事業を行っています。
■個人
会員制のパーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」(福岡市中央区大手門3-12-12-403、大濠公園近く)
マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、モチベーションアップ、体作りを行い、目標達成へと導き、人生の充実感を共有していく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、練習会、座学、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。
■法人
「健康経営優良法人」サポート事業・コンサル事業を、運動・栄養・休養を軸に、企業様の事業発展のためにサポートを行う。
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