必勝祈願&応援ランの53km

5月31日、この日は中学3年生の息子のラグビー公式戦の日であった。
予選リーグ3試合目の相手は草ヶ江。勝利を願い、朝から走って筥崎宮へ向かう。

息子の必勝祈願はもちろんであるが、もう一つ願いがあった。

それは、故障で苦しんでいるメンバーの皆さんが一日も早く元気に走れるようになることである。
ランニングスクールを運営していると、自分のこと以上にメンバーさんの体調や故障が気になる。
頑張り屋の方ほど、思うように走れない時間は苦しいものだ。

筥崎宮で手を合わせ、
「息子たちが力を発揮できますように」
「メンバーの故障が少しでも早く良くなりますように」
とお願いをした。

お参りを終えた後は、そのまま試合会場のある折尾の自由ケ丘高校へ向かう。
距離にして約50km。

最近は走り込みを続けていることもあり、何とかなるだろうと思っていた。
ところが、42kmを過ぎたあたりから状況が一変する。
身体が全く動かない。

足は重く、ペースはどんどん落ちる。
まさに大撃沈。
走っているというより、前へ進んでいるだけの状態である。

何度も歩きたくなった。
何度もやめたくなった。
しかし、この日は息子の試合の日。

勝手な思い込みかもしれないが、ここで諦めたら縁起が悪いような気がした。
親というのは不思議なものである。
自分のことなら途中でやめる選択もできるのに、子どものことになると踏ん張れる。

結局、最後まで苦しいまま自由ケ丘高校へ到着。
決して良い走りではなかったが、最後まで諦めずに目的地へ辿り着くことはできた。

ウルトラマラソンも人生も同じである。
調子が良い日ばかりではない。
思うように身体が動かない日もある。
それでも目標に向かって進み続ける。

そんな積み重ねが、いつか大きな力になるのだと思う。
息子たちも、私たち大人も同じである。

結果も大切だが、最後まで諦めずに挑戦する姿勢こそが、人を成長させるのではないだろうか。
ラグビーの試合結果は・・・。

この記事を書いた人

楢木十士郎