子どもの肥満・2型糖尿病と「ペットボトル症候群」

──14日間、私自身が血糖値を測って分かったこと──

先日、私の血糖値のグラフを見ながら、キープランニングのメンバーであり、助産師のKAYOさんと話していました。

コーラを飲んだ後の上昇を示すと、「子供のペットボトル症候群もこうやって起きるんですよね」ということを教えてもらいました。

ペットボトル症候群とは?
ペットボトル症候群について、少し調べてみました。

近年、日本の子どもの肥満率が再び増加傾向にあることが分かっています。
それと同時に、小児の2型糖尿病も問題になっています。

その背景として、見逃せないのが「ペットボトル症候群」ということです。

今回は、

  • 日本小児の肥満・糖尿病の傾向
  • ペットボトル症候群との関係
  • そして、私自身が14日間リブレ2で血糖値を測定して分かったこと

を交えてお伝えします。


■ ペットボトル症候群とは?

ペットボトル症候群とは、

炭酸飲料・スポーツドリンク・甘いコーヒーなどの清涼飲料水を日常的に多く飲むことで、急激な高血糖を繰り返し、2型糖尿病に近づいてしまう状態

を指します。

特に特徴的なのは
✔ 若年層(10〜20代)に多い
✔ 日本で早くから問題になった
✔ 肥満でなくても起こる

という点です。


■ なぜ「飲み物」が危険なのか?

炭酸飲料や甘い飲み物は、

  • 噛まない(=吸収が非常に速い)
  • 食物繊維がゼロ
  • ブドウ糖+果糖を同時に含む

という理由から、
血糖値を最も急激に上げやすい食品です。

飲んで 10〜30分で血糖値が急上昇
これを 血糖値スパイク と呼びます。


■ 血糖値スパイクが続くとどうなる?

短期的には

  • 強い眠気
  • 集中力低下
  • イライラ
  • 「また甘いものが欲しくなる」

中長期的には

  • インスリンの出し過ぎ
  • 内臓脂肪の蓄積
  • インスリン抵抗性
  • 2型糖尿病のリスク上昇

特に子どもは、思春期にインスリン感受性が自然に低下するため、この時期に清涼飲料水が重なると影響が大きくなります。
私は、子供のランニング教室(名島JRC)も運営しているので、考えさせられるところがあります。


■ 日本の子どもに特有の問題

日本人は体質的にインスリン分泌能力が強くありません。
そのため、

  • 見た目は普通
  • BMIも標準
  • 運動もしている

それでも、飲み物の糖質だけで血糖コントロールが崩れるということが起こります。

これが、日本で「ペットボトル症候群」が問題視されてきた理由です。


■ 私自身、14日間「24時間血糖値」を測ってみました

ここ14日間、私は リブレ2(持続血糖測定器) を使い、24時間の血糖値変動を記録しました。

そこで分かったことは、とてもシンプルでした。

✔ 固形食よりも「飲み物」の影響が圧倒的に大きい
✔ 甘い飲み物は、すぐに血糖値を跳ね上げる
✔ 血糖値が急上昇すると、その後の落差も大きい

つまり、「何を食べたか」以上に「何を飲んだか」で血糖は動くという事実です。

これは、大人でもここまで影響が出ます。
成長期の子どもなら、なおさらです。


■ 小児肥満・2型糖尿病への流れ(整理)

清涼飲料水を習慣的に飲む
        ↓
血糖値スパイクを繰り返す
        ↓
インスリンが過剰に出る
        ↓
脂肪がたまりやすくなる
        ↓
小児肥満の増加
        ↓
インスリン抵抗性
        ↓
小児2型糖尿病

※ 肥満を経由しないケースもあり


■ 今日からできる予防のポイント

飲み物の基本

  • 普段:水・麦茶
  • 運動中:薄めた電解質飲料
  • 炭酸飲料・甘い飲み物:特別な時だけ⇒(私は走る時だけ)

血糖値スパイクを防ぐ工夫

  • 甘い飲み物を「単独」で飲まない
  • 食事と一緒に摂る
  • タンパク質・脂質を意識する

■ まとめ

  • 日本の子どもの肥満・2型糖尿病は増加傾向
  • ペットボトル症候群は大きく関係している
  • 炭酸飲料は血糖値スパイクの最大要因
  • 日本人は非肥満でも糖尿病リスクが高い
  • 「飲み物」を見直すことが最大の予防策

私自身、血糖値を“見える化”したことで、体調・集中力・エネルギー感が血糖と密接に関係していることを実感しました。

子どもたちの将来の健康を守るためにも、「食事」だけでなく「飲み物」に目を向けることが、これからますます重要になると感じています。

Keep Running®(キープランニング)の事業

パーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」では福岡市中央区(大濠公園近く)にて、個人対象、法人対象の事業を行っています。

■個人

会員制のパーソナル・ランニングスクール「Keep Running®(キープランニング)」(福岡市中央区大手門3-12-12-403、大濠公園近く)

マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、モチベーションアップ、体作りを行い、目標達成へと導く。その結果、人生が充実してく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、練習会、座学、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。

■法人

「健康経営優良法人」サポート事業・コンサル事業を、運動・栄養・休養を軸に、企業様の事業発展のためにサポートを行う。社内研修も「長く働き続ける体作り」をテーマに、運動・栄養・休養を軸に講演を行う。

「健康経営」を推進するための研修、オーダーメイドのサポート事業、新入社員研修など。

■子供のランニング教室

別事業で、子供のランニング教室「名島ジュニアランニングクラブ(名島JRC)を運営する。毎週水曜日の17:00-18:30にて、名島運動公園にて行う。運動・栄養・体幹を軸に、速く走るだけじゃなく、バランスの取れた身体を作り上げていく。

【Instagram】

https://www.instagram.com/najima_jr._ruuning_club?igsh=MWsyMG5mcjVqMGYxOQ==

この記事を書いた人

楢木十士郎