【トレーニング】マラソンが腎機能に与える影響

マラソンは脱水になり、腎機能を低下させると言います。私もいつも健康診断で尿酸値がギリギリ。引っ掛かったこともあります。マラソンが腎機能に与える影響と、その改善方法について調べてみました。

■影響

  1. 一時的な腎機能低下
    • マラソン完走者の約80%が、心臓手術直後の患者や集中治療室の重症患者と同程度の腎機能低下を示すことがあります1
  2. 急性腎障害(AKI)のリスク
    • マラソンランナーの40~82%に一時的な腎機能低下を示唆する臨床所見がみられることがあります2
  3. 腎バイオマーカーの上昇
    • 急性腎障害のバイオマーカーであるNGALが、マラソン直後に上昇し、少なくとも24時間その状態が持続することがあります2
  4. 脱水状態
    • マラソン中の脱水状態が腎臓に大きな負荷をかけます1
  5. 筋肉の破壊
    • ランニングによる体温上昇と筋肉の破壊が、血液中のタンパク質を増加させ、腎臓に負担をかけます1

■改善方法

  1. 適切な水分補給
    • レース中および後の十分な水分補給が重要です。
  2. 回復時間の確保
    • 競技大会後は十分な回復時間を取ることが重要です1
  3. 段階的なトレーニング
    • 急激な運動強度の増加を避け、徐々に体を慣らしていくことが大切です。
  4. バランスの取れた栄養摂取
    • 腎機能をサポートする栄養素を含む、バランスの取れた食事を心がけます。
  5. 定期的な健康チェック
    • 腎機能を含む定期的な健康診断を受けることで、早期に問題を発見し対処できます。
  6. 適切な休息
    • トレーニングと休息のバランスを取り、体に十分な回復時間を与えます。
  7. 体温管理
    • レース中の体温上昇を抑えるための対策(適切な服装、クールダウンなど)を行います。

これらの影響は通常一時的なものであり、2、3日で平常に戻るとされていますが1、適切な対策を取ることで腎機能への負担を軽減できます。特に、十分な水分補給と回復時間の確保が重要です。やはり水ですね・・・。また、個人の体調や既往歴に応じて、医師や専門家に相談することをおすすめします。

Keep Running®(キープランニング)の事業

福岡市「Keep Running®(キープランニング)」では個人対象、法人対象の事業を行っています。

■個人

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マンツーマンの専属コーチとなり、フォーム解析、練習計画、モチベーションアップ、体作りを行い、目標達成へと導き、人生の充実感を共有していく。『リバウンドしないダイエットプラン』も好評。唯一無二のランニングイベント、練習会、座学、などを企画運営し、高品質な会員制のランニングスクールを運営する。

■法人

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この記事を書いた人

楢木十士郎