【レース】カーボローディング中の便秘対策

フルマラソンに向けたカーボローディング(炭水化物を体にため込む)は、パフォーマンス向上に有効な戦略ですが、同時に便秘のリスクも高めてしまいます。私は、3日前からのカーボローディングを推奨しています。その中で、この問題にどう対処すべきか、原因と対策をまとめました。

便秘の原因

カーボローディング中の便秘には、主に以下の原因が考えられます。

a) 食物繊維の不足:炭水化物中心の食事になることで、相対的に食物繊維の摂取量が減少します。

b) 水分摂取量の不足:炭水化物の増加に伴い、体内の水分バランスが崩れやすくなります。

c) 運動量の減少:テーパリング期間中は運動量を減少させます。腸の動きも鈍くなります。

d) ストレス:レース前の緊張やストレスも便秘の一因となります。

対策

a) バランスの取れた炭水化物摂取:白米や白パンだけでなく、全粒粉のパンや玄米など、食物繊維を含む炭水化物も取ることも有効です。

b) 適度な野菜摂取:炭水化物中心の食事でも、サラダやスープなどで野菜を取り入れ、食物繊維を補いましょう。 (前日は繊維質が多い野菜は控えましょう)

c) 十分な水分摂取:炭水化物1gにつき3-4gの水分が必要とされます。積極的に水分を摂取しましょう。

d) プロバイオティクスの摂取:ヨーグルトなどの発酵食品を取り入れ、腸内環境を整えましょう。

e) 規則正しい食事:食事の時間を一定にし、腸の動きを規則的に保ちましょう。

f) 軽い運動を取り入れる:走力によって変わりますが、ウォーキングやジョグなど軽い運動を取り入れましょう。

g)リラックス:瞑想やストレッチなどでストレスを軽減し、腸の動きを促進しましょう。

結論

カーボローディングは重要な戦略ですが、便秘のリスクにも注意が必要です。バランスの取れた食事、十分な水分摂取、そして適度な運動を心がけることで、効果的なカーボローディングと快適な消化器系の状態を両立させることができます。個人差もあるため、レース前に自分に合ったカーボローディング方法を見つけておくことが大切です。

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この記事を書いた人

楢木十士郎