【トレーニング】水風呂で「意識が飛ぶような気持ち良い瞬間」の機序

私は、サウナの後に水風呂に入るのが大好きです。水風呂に入る幸せのためにサウナで我慢をしている感じです。

水風呂に入った時に感じる「意識が飛ぶような気持ち良い瞬間」が大好きなのです。この「意識が飛ぶような気持ち良い瞬間」は、いくつかの生理的反応によるものです。以下にその主な機序をまとめます。

1. 急激な温度変化による自律神経の反応

水風呂に入ると、体温が急激に下がり、体はこれに対処するために様々な生理的反応を起こします。具体的には、

交感神経の活性化: 冷水は交感神経を強く刺激します。これにより、アドレナリンなどのストレスホルモンが分泌され、血管が収縮し、心拍数が一時的に上昇します。この反応が急速に起こることで、一種の「ハイ」状態を感じることがあります。

2. エンドルフィンの分泌

エンドルフィン: 冷水刺激はエンドルフィンというホルモンの分泌を促進します。エンドルフィンは「幸福ホルモン」とも呼ばれ、痛みを和らげ、気分を高揚させる作用があります。これにより、強い快感や幸福感が得られます。

3. 血液のリダイレクト

血液の急速なリダイレクト: サウナから水風呂に入ると、血液が体の中心部に集まり、血流が大きく変動します。この急速な血流変化が一時的な「ふわっとした」感覚を引き起こすことがあります。

4. 精神的なリフレッシュ効果

精神的なリフレッシュ: 水風呂の冷たさは非常に刺激的で、瞬間的に強い集中力を要求します。この集中力の高まりと、その後のリリースが一種のメンタルリセット効果を生み出し、非常に気持ち良い感覚として感じられます。

5. 代謝の一時的な向上

代謝の向上: 冷水に入ることで体は熱を生成しようと代謝を一時的に上げます。この代謝の活性化が、身体全体の覚醒感やエネルギーの高まりを感じさせることがあります。

まとめ

これらの要因が組み合わさることで、水風呂に入った際に「意識が飛ぶような気持ち良い瞬間」が生じるのです。冷水刺激による自律神経の急激な反応やエンドルフィンの分泌、血液のリダイレクトなどが、この独特の感覚をもたらします。この体験は、サウナと水風呂を交互に利用することでさらに強化されることが多く、健康効果とともにリフレッシュ効果も高まります。

サウナ・水風呂に入ることによって、心身ともにリセットされ、再びマラソン練習に集中することが出来ます。水風呂のアイシングを積極的に取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

楢木十士郎